測定原理
水分には光(近赤外線)の特定波長を吸収する性質があり、物質に含まれる水分量が多くなれば、吸収される光のエネルギーも大きくなります。赤外線水分計は、この物理的な現象を応用した測定器です。水分に吸収される波長には、1.2、1.45、1.94、2.95μm等がありますが、本機は測定光として1.94μmおよび1.45μmの波長を利用しています。但し、測定光だけでは検体の色・表面状態等により影響を受けますので、水分に反応しない隣接した2つの光(参照光)を同時に測定し、外乱要因を除去しています。尚、測定値(IM-D値)は次式にて演算し求められます。 |