SOUKEN トピックス第 242 号 ( 19.05.13 )

★☆睡眠改善の評価★☆

睡眠状態を評価するのは、従前から睡眠質問票と呼ばれる自覚症状アンケートが
用いられてきました。
睡眠に正解はありませんので、臨床試験で確認すべき重要な項目は、
試験参加前に「睡眠についての不満」がある被験者が、試験参加後に被験品によって
「睡眠についての不満」が解消されることにあるのかもしれません。
これは痛みの評価と同じです。

臨床試験を実施する上での評価項目は以下で設定します。

主観評価としての睡眠質問紙票は、ピッツバーグ睡眠質問票(ここ1カ月の睡眠の質を問うアンケート)、セントマリー病院睡眠質問票(過去24時間の睡眠の質を問うアンケート)、エップワース眠気尺度(昼間の眠気を問うアンケート)等がありまs。

また、主観評価だけではなく客観評価も組み合わせて実施することが多く、ウォッチパッドといった機器があります。

これらの評価方法を組み合わせて、1カ月-3カ月ぐらいの期間で実施することが多いです。



人間は人生の1/3を睡眠に要すると言われています。

人間にとって睡眠とは無くてはならないものであり、十分な睡眠をとることは、

日常生活を送る上で欠かせない要素であります。

その一方で、正しい睡眠、正しい睡眠時間などは存在しません。

良い睡眠とは、その人にとって、またその人の身体が良いと感じる睡眠及び睡眠時間が

大切であり、良く寝たと感じることが出来るか、否かということになります。