SOUKEN トピックス第 281 号 ( 22.12.29 )
★☆定量的に皮膚の菌叢解析★☆
皮膚からの菌叢解析(次世代シーケンサーによる16S rRNA領域)を行うにあたり、腸内細菌叢と比べて菌量が圧倒的に少なく、採取した菌量が少ないと再現性が低くなります。スワブ法とテープストリッピング法では採取菌量に差異はないものの、定量的観点ではテープストリッピング法(一定面積で実施が出来る)に軍配があがります。
当社で採用しているストリッピング方法は特殊ゴムを用いており、アクリル系テープと比較して採取量が高く、特許を取得しております。
主に、V1ーV2領域を解析対象としますが、V3-V4領域も実施は可能であり、依頼者のニーズに応じて解析条件を可変することも原則可能です。
被験品の効果を皮膚常在菌の菌叢変化で確認する際、当該方法であれば再現性高い定量解析が可能です。